お腹が空くまで
2017年の「夏の終わりのフライアーパーク」で
初披露した新曲の歌詞。のせておきますね。
お腹が空くまで
わんこもニャンコも人間もみんな仲良くね
パンダもコアラもアルパカもみんな仲良くね
ミサイルなんか食べちゃおう
たけのこの里おいしー
きのこの山でファイアーストーム
ぐるぐる回ればいい気持ち ばっこーん
お腹が空くまで歩いて帰ろう
でたらめな歌で君を笑わせながら
サンドウィッチ伯爵は鉄火巻きも好き?
サイコロ博打の兄さんも胡瓜サンド好き?
決め手は山葵かマスタード
眠気もパーッと飛んで
肩甲骨を剥がしたら
スキマのスイッチ手が届く どっかーん
四角い心がまあるくなるくすり
コブクロに入れてユズりあおうよ
お腹が空くまで歩いて帰ろう
でたらめな歌で君を笑わせながら
田舎が好きならいつでも帰ろう
でたらめな歌で君を笑わせたいから
- 2017年08月30日(水)08時07分
窓なら開いている。
さっき、とある取材で「趣味は?」をたずねられ「落語です」と即答した。で、即答してる自分に驚いた。ちゃんと人に話せる趣味があるってとっても楽だなあ。取材してるほうにとっても。
ここ10年の間、寄席に連れていってくれた彼女。予備知識をたくさん教えてくれた彼女。春風亭 正朝 師匠をはじめ、たくさんの噺家さんや芸人さんに引き合わせてくれた彼女。今はもういないけど、彼女が開けてくれた窓からは新しい景色が見え、新しい風が流れ込んでくる。今日も、これからも。
それが「ずっと一緒」ってことなんじゃないだろうか。
- 2016年09月22日(木)13時24分
Ron Sexsmith のこと
多分、彼とは同い年。
- 2016年07月21日(木)19時12分
ただおじちゃんのこと
ウチの親戚に、ミュージシャンは僕が2人目。
最初の一人は父の叔父、つまり大伯父にあたる人で、名前が「忠夫」なので「ただおじちゃん」と皆は呼んでいた。何度か抱っこされたことをかすかに憶えている。
ただおじちゃんは戦時中、海軍の軍楽隊でサキソフォンを吹いており、戦後は札幌NHKの専属のような形で仕事をしていたらしい......。らしい、というのは、なにしろ叔父ではなく大伯父だから、僕がサキソフォンを吹くただおじちゃんをリアルタイムで見たことはなく、音源も残されてはいないから。僕がミュージシャンになると決めて上京したとき、ただおじちゃんは「やめておけばよいのに」と嘆息した、と母から聞いている。
先日ふと、「ただおじちゃんはどの艦に乗っていたのだろう」と思って調べると、それは「長門」だった。
ワシントン軍縮条約の頃に造られた巨艦で、多くの海戦を経て傷つきながらもついに沈まず、戦後米軍に接収される。最後はビキニ環礁で、原爆実験の「的」となって一生を終えた。
その「長門」に乗っていながら、ただおじちゃんは生きて還ってきた。結核にかかったため。サックス吹きが結核にかかったら、それは仕事を続けられるはずがない。戦争の末期、ただおじちゃんは札幌の南、簾舞という地域の療養所にいた。
しかも、ただおじちゃんの結核は軽快したのだ。そしてNHK札幌放送局で劇伴や、のど自慢のバックバンドなどの仕事をこなした。今考えると、基礎体力の高さと運の強さが備わってこそ、の長いミュージシャン生活だったのだろう。できることなら、ただおじちゃんの演奏を聴いてみたかった。
20年ほど前、プロモーションで訪れた名古屋の、FM生放送でのこと。パーソナリティーの中に「良く当たる」と評判の占い師がいて、「あなたの後ろには白い軍服を来たひとが見える」といわれた。
僕は占いは信じない。
- 2016年02月10日(水)04時48分
ひかりのかべをぬけて
ひかりのかべをぬけて
そのさきでまたあえる
そのときあなたにはずかしくないよう
よくいきようとおもうし
そのときあなたにあやまりたいことも
ずっとおぼえていようとおもう
ひかりのかべをぬけて
それはかがくてきじゃないかんがえ
なにをしんじているかときかれれば
あなたといきるときめた
じぶんをしんじているんだね
- 2015年12月08日(火)06時20分
落語から出来た歌(1)
Share The Light
という曲は「死神」という噺がヒントになっている。
Share The Light
この灯を君につぎ足してあげよう
Share The Light
降り注ぐ愛はこの世になくても
僕のぶんを分けてあげる
手のひらで風を止めて
普通のラブソングにも聴けるように書いているけれど、僕の頭の中にあったビジュアルは「死神」のラスト近く、主人公が死に神に連れて行かれた「異界」。人の余命の長短を示すロウソクがずらっと並んだほの暗い場所。
短いロウソクを長くすることは出来ない。出来るのはせいぜい、自分の分のロウを相手に継ぎ足すことぐらい。命の理を破るのだから、当然リスクは伴う。
けれど、僕はあなたのためにそれをしたい。
そんな風に想像を膨らませて、この歌は出来ました。
- 2015年10月28日(水)10時30分
北区赤羽のジム・ジャームッシュ
って、
Stranger Than Paradise みたいだ。
安っぽく意図されたオフビートではなくて、登場人物はきわめて真面目に動いている。
それを真剣にとって厳粛な気持ちになっても良いし、わびしさを感じても良い。
ただ、大笑いすることも出来る。見方を変えれば。
登場する人々を見下して笑うんではなくて。
自分も同じに見えてるかも知れない、と気づいたときに沸いてくる笑い。
オープニングテーマはSDP。
シンクロニシティーをまた信じるようになってる自分がいるよ。
- 2015年10月12日(月)10時52分
「ネオ流し」というスタイルについて。
「ネオ流し」というネーミングはミュージシャンすわだいすけ氏のインタビュー原稿で見つけました。僕も2011年頃から、喫茶アコルデオンでの「昭和レトロとニューミュージックの夜」という企画ライブをノーマイク、ノーアンプで始めており、全国至るところに「ネオ流し」的な動きをするミュージシャンが増えているんだろうと思います。
僕の「ウリ」はその場でリクエストに応えること。しかもその日はじめて知った曲。休憩のあいだにiPhone で検索して数回聴き、覚え、コードを拾い、2ndステージで弾き語る。ネット環境がなければあり得ないスピード感なので、このあたり「ネオ」たる僕なりの由縁かと思っております。良いお店が合ったら、紹介して下さいね。お願いいたします。
以上、営業コラムでした。
- 2015年09月05日(土)08時33分
札幌を斜め横断してまで行きたい店
「gopのアナグラ」やっと行けました。こぐまスタジオは札幌の北東のはずれにあり、gopは西のはずれにあるので、バスに乗り、地下鉄を2路線乗り継いで、降りた駅から20分ほど歩くことになるのだけれど。それでも定期的に、無性に食べたくなるスープカレー。
これを食べに行くだけでほぼ半日が潰れてしまうけど、それでも食べに行きたい店。会いに行きたくなる店主。
ここでは写真を撮る気にならない。スープカレーと正対して、ひたすら味わうことに集中したいから。
そういうものに、私もなりたい。
- 2015年08月08日(土)03時54分
日高屋では静かに餌を食べましょう。
日高屋で、母子連れ4人と隣席になった。
お母さんと女の子が実の親子で、男の子二人は友人がら預かって来たらしい。
女の子の国籍は日本で、男の子はベトナムとフィリピン。
「クレヨンしんちゃん」の映画を観たかったが満席で「ドラえもん」にしたのだと。
ベトナムの子にかんたんな挨拶「ありがとう」=コムオンの発音を教えてもらって......そこで店員が来た。
「他のお客様のご迷惑になりますのでもう少しお静かに願えますか?」
は?
もっと大声でしゃべってるキャバのキャッチ兄さんとか、昼間からおだ上げてるアル中じいさんとか、ここの日高屋にはいっぱいいるのだが?
ほんの7,8分の上記のような会話が「他のお客様のご迷惑」だと?
ふざけんな。
もう日高屋行かないわ。
- 2015年04月27日(月)07時28分
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